神原のブログ

同人小説などを書いています。

【感想】ひろプリ9話 エルちゃんの騎士《ナイト》、飛ぶ!

第9話「勇気の翼、飛べキュアウィング!!」

放送日:2023-04-02

主なスタッフ(敬称略)

脚本:金月 龍之介  

演出:篠原 花奈

作画監督:松浦 仁美  

美術:戸杉 奈津子

www.toei-anim.co.jp

時系列順感想メモ

Aパート

Aパート、UFOの高さを最大限に活かすカバトンとそれを攻略しようと挑戦し続けるプリキュア二人と、並行して街に向かって囚われてしまったエルちゃんと守ろうとするツバサくんの二組が描かれました。

こんな風に同時並行的に話が進むのも珍しい気がしますし、アクションパートの中でそれが進行するのも新鮮な感じがします。

今作は「戦闘パートがオマケになっていない」というのが作劇の特徴のような気がします。特に重要回ほどこの傾向が強いですよね。

例年の「日常パートを最重要としてその補完的に戦闘パートがある」からもう一歩少年漫画的文脈に踏み込んでいる気がしますが、それも「ヒーローもの」をテーマとした今作ならではなのでしょう。

毎年これになる必要はないとは思うのですが、それはそれとしてこういうバトルもの的要素は個人的にかなりツボに入っておりますので今作では今後も期待していたいところです。

とはいえ今日のカバトンは怖すぎていつものかわいさがありませんでした。怖かったです。

Bパート

カバトンがいつものコメディ路線を思い出したのでほっとしていたところです。

ついに誕生、キュアウィング!

「空を飛びたい」がウィング誕生のキーなのかなと想像していたのですが、姫との信頼関係で攻めてくるとは! 意識の隙をつかれて見入ってしまいましたが、そういえば前回からエルちゃんを強く気にかけている描写はありましたね。

姫のために命をかけたツバサくん、そんなツバサくんの優しさを受けて、彼のために同じく全身全霊をかけたエルちゃん……いや、プリンセス・エル! その強い絆がプリキュアという奇跡をたぐりよせ、結果としてツバサくんは空をかけるキュアウィングとなる! 熱く、そして感動的な展開でした!

感想まとめ

ツバサくん回であったのは疑う余地がありませんが、同時にプリンセス・エルの人となりが改めてわかってくる回でもありました。エルちゃんって「大切な人をほうっておくことができない、非常に主体的な人」なんですね。アグレッシブな面が目立つというか。

でも言葉は話せないし涙もよく流す。ホームシックにもなるし、人を見る目もある。

いろいろな面があって魅力的なキャラです。そのうち話し始めるでしょうし、どういう子になっていくかとても楽しみです。

ツバサくんが足りない能力や力を自覚しつつも、自分に今できることを必死に追求する姿にも心を打たれました。あれはエルちゃんもツバサくんを守りたくなります。まさかここでコンビが生まれるとは思っていなかったですね(ツバサくんのコンビはOP的にあげはちゃんだと思っていたので)。ですがとてもいいバディだと思います。姫と騎士!

個人的にソラちゃんのツバサくんへの好感度が爆上がりしているのも良かったです。そりゃ爆上がりもしますよねというところで次回はましろさんとツバサくんの絡みも見てみたいですね。

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