第5話「手と手をつないで!私たちの新しい技!」
苦悩するキャラ同士のぶつかりあい(ソラ・ましろ・カバトン)でドラマが動き、画面も動きまくるすごい回でした
放送日:2023-03-05
主なスタッフ(敬称略)
脚本:金月龍之介
演出:土田豊
美術:戸杉奈津子
時系列順感想メモ
アバン
あ、僕このペン持ってます。
「プリキュアとして戦う」ことの重みづけは作品によって違う気がして、「間の抜けた三馬鹿と小競り合いする、部活動ぐらいの温度感(スマイル・トロプリとか)」から「危機的状況に立ち向かう、決死の覚悟が必要な戦い(ヒーリングっど・ハピネスチャージとか)」まであって。
今作はかなり「重い」位置付けにあるのかなと。「戦う」が文字通り「戦う」なのかなと。
ソラ、手が震える描写が多くてかなり好きなタイプの主人公。失うことを誰よりも恐れる人。
Aパート
プリキュアの伝説 ブレスオブザワイルド
ましろさん、いつもより多めに回っております(まるで普段から回ってるみたいな言い方)
敵の親玉すでに怖いんですが……。威圧感よ。女性ラスボスっぽいのは姫プリを思い出す。
前話の「ましろさんはましろさんのままでいい」は、「危険な戦いは自分一人が引き受ければいい」っていう「自己犠牲的ヒーロー観」の発露でもあったわけか。
どっちかっていうと仮面ライダーとかにいるタイプのヒーロー像でそれはそれで間違っているとは思わないけど、「プリキュア」って初代からしてそういう孤高のヒーローではないわけよな
横断歩道を挟んで分断される二人。走りすぎる車に一瞬映るソラ。今回のプリキュアは毎話かなり演出が凝っていてすごいわね……
痩せ細りながら必死に攻めてくるカバトンが痛々しい。早くも退場しそうで悲しいです。愛着湧いてきてたのに
エルちゃんの抱っこ紐、空飛ぶんだ⁉︎
今作の戦闘パート立体的でかっこいい。ビルとかの地形を活かした殺陣! ちゃんとビルの壁を蹴って上まで行く描写がある気合の入れ具合
Bパート
カバトンの呼び出しでギャグめいているけど今回のランボーグはビルも容易に壊せる力を持っているわけで、だいぶえぐいわね
「はじめての友達」
「自分で決めたことです。だから自分で受け止めるしかないんです」
「ひとりぼっちを恐れない。それがヒーロー」
ソラちゃんの心の柔らかい部分と、それを忘れるための強がりが見え隠れしていてめちゃくちゃいい……
フィジカルは強いけど内面的には弱さがあるソラちゃんと、フィジカルは弱いけどメンタルはめちゃくちゃ強いましろさんっていうコンビなのか
ウィングとバタフライはどういった対比を見せてくれるんだろう
「もうちょっとだけ手を繋いでいてもいいですか」
「ふたりはプリキュア」!!!!
ED /次回予告
トロピカってこう⁉︎
見終わって
- 戦闘中の口論とか新規バンクシーンとか初代オマージュを感じつつ、ひろプリとしても見応えのあるドラマパートと迫力ある戦闘シーンが高い技術で融合していてめちゃくちゃおもしろかったです。すげえぜ