ふたりはプリキュア 26話『さよならメップルミップル⁉︎ やだー!』
「闇が満ちる聖なる世界……ドツクゾーン。我はドツクゾーンの支配者、ジャアクキング!」
割と重要なセリフを吐いて姿を現した敵側の総大将。ドツクゾーン側から見れば『闇』は聖なるものというわけです。
初代プリキュアの戦いは、光と闇の戦い……
立ち向かっていく二人ですが、ただでさえ強いイルクーボにジャアクキングの力も合わさって、尋常ではない強さです。それはそれとして今日の顔の作画がやたら男前なのはなんで?
強化イルクーボはプリキュアへの怒りと憎しみから、猛烈な攻撃を繰り出し二人を追い詰めます。
岩山すら消しとばす一撃を、プリキュアに振りかざす……!
といったところで、ジャアクキングはイルクーボを闇の力で拘束、そのまま捻り潰してしまいました。まさかのジャアクキング自らによる粛清とは……! イルクーボ、今度こそ退場のようです。
全ては暴走したイルクーボからプリズムストーンを守るため。ただそのためだけに仲間のはずのイルクーボを消し去ったジャアクキングに、怒りを燃やすなぎさとほのか。
しかしジャアクキングはまったくとりあわず、プリズムストーンを手中に収めようとします。間一髪のところでホーピッシュを守るなぎさ。
ジャアクキングには彼女たちの必死の行動が理解できません。いずれ全ての世界は滅び、永遠の闇がはじまる。それがジャアクキングに見えている運命であり、そこに微力で逆らう理由がわからないのです。
「闇とか運命とかそんなものはどうでもいいの!」
「私たちは、私たちにとって大切なものを守りたいだけ!」
そうか、そうですね。プリキュアは光のために戦うのではなく、あくまでそこに生きる個々の友人を守るために戦う。それはミップルメップルであり、志穂莉奈やユリコであり、大切な家族であり。
何かのイデオロギーのためではなく、より身近な生活のためにプリキュアは戦うのです。
ふたりはジャアクキングに向かってマーブルスクリューを発射。が、あっさりとそれを受け止め、即座に反撃に転じるジャアクキング。
ですがプリキュアは再び立ち上がります。そんな二人の元へ、光のクイーンが駆けつけました。
困惑するジャアクキング。ジャアクキングとクイーンとの会話から、両者は対になる存在であり、あるひとつの表と裏なのだとわかります。どちらかが消えれば、もうどちらかも消えてしまう。
しかしクイーンは覚悟を決め、ジャアクキングを倒す大役をプリキュアに託しました。
もう一度、覚悟を決めたマーブルスクリュー。クイーンもその力を二人に貸し、3者の力が合わさった特大の光がジャアクキングを飲み込みました!! ジャアクキングの体は、3つに分かれてどこかに飛び去って行きます。
暗闇の世界、ドツクゾーンに夜明けの光が。
光の園、光の丘。7つの石の力が今度こそ光の園を再生させていきます。
ジャアクキングは倒れ、光の園が元に戻った今、プリキュアとしての使命も終わりました。
ミップルメップルともこれでお別れ。しんみりした空気です。彼女たちにしてみたら、これが今生の別れだと思っていますからね(2019年の視聴者である私は、このあと1年半作品が続くことを知っていますが……)
ところで光の園の1日が人間界の100年にあたる問題ですが、そこはポルンの力で調節できるみたいです。だとすればその設定いらなかったのではないかという気がしてしまうけども???
人間界に戻ってこれたなぎさとほのか。
そして戻ってきたいつも通りの日常。やはり寂しさを感じてしまうなぎさ。
が、割とすぐ帰ってきたメップル。事情は不明ながらまた人間界で暮らすことになったようです。ミップルも。そして今回はポルンも。というところで次回です。
前半戦終了!
第一部完!と言ったところでしょうか。詳細な前半のまとめは別の機会に譲るとして、ひとまずはいい最終回だったなという感じです(最終回じゃないけど)。
どうしても戦闘アニメという印象の強いプリキュアですが、それ以上にサブキャラ等を含めた日常ものとして面白いなと思います。まだ物語は半分ですが、個人的にはさらに横のつながりを見たいと言う気持ちがあります。志穂莉奈・アカネさんあたりはまだメインになった話もないですからね。
特に志穂莉奈の話が見たい(志穂莉奈ファンなので)