神原のブログ

同人小説などを書いています。

【ふたりは11話感想】ゲキドラーゴ退場!ぶちゃっけ早すぎ!?

ふたりはプリキュア 11話『亮太を救え!ゲキドラーゴ・パニック』

 

9話あたりから続いているサブキャラの掘り下げ回。今回はなぎさの弟の美墨亮太くんの回みたいです。なぎさにコブラツイストをかけられるのがお馴染みになっている亮太。今日は水族館に行きたいらしくおやつのいちごをなぎさに上納しました。

 

理科の宿題で魚について調べることになったらしい亮太。日曜日に水族館に連れて行って欲しいと言いますが、日曜日には志穂たちと遊ぶ約束があるなぎさ。が、母親にたまにはお姉さんらしくしろ押し切られてしまいます。そこへ初登場なぎさ父。亮太にコブラツイストを決めるなぎさに、正しいコブラツイストのやり方を指南するなぎさ父。お前がプロレス技を教えたのか……。

 

度重なる失敗で後がなくなっているゲキドラーゴ。知らぬ間にずいぶん立場が悪くなっていた様子。

「もう後がないぞ、ゲキドラーゴ。持てる全ての力を出し尽くすのだ」

 

 

日曜、水族館。水族館好きのほのかも合流してました。ほのかのことをさっそく「ほのかさん」と呼び懐いている亮太。

珍しい魚がいっぱいの話題の水族館にテンションが上がっているほのか。なぎさも、焼き魚にするとおいしそうと別の方向でテンションが上がっています。あきれる弟君。ほのかの方がよく見えるのはわかる。

 

水族館の水槽を力強く泳ぐマグロとゲキドラーゴ。何してんだ。

ザケンナーを召喚し、サメに憑依させます。ガラスを突き破ったサメに襲われるなぎさ・ほのか・亮太。水槽が破損したことにより館内の他の客は避難。なぎさ達は凶暴な魚たちに阻まれ外に脱出できません。

ひょっとしてこれは、とザケンナーの存在を確信するなぎさ達。亮太を物陰に隠し、非常口を探すと言って別行動をとります。ゲキドラーゴを見つけ、戦いを挑むふたり。

ゲキドラーゴはザケンナーと融合し、サメ・ウツボ・エイなどが融合した最終形態になります。8話でも木のザケンナーと融合していましたが、ザケンナーとの融合がゲキドラーゴの固有能力のようです。

 

戦闘音を聞いた亮太は、姉とほのかの身を心配し飛び出してしまいました。戦いに巻き込まれ、気絶してしまう亮太。なぎさの怒りが爆発します。

「亮太は関係ないのに……絶対に許さないんだから!」

怒ったなぎさの反撃。すごい動きだ。これぞ初代プリキュアという肉弾戦でゲキドラーゴ最終形態を圧倒。そのままプリキュア・マーブルスクリューを放ちます。が、ゲキドラーゴも今回ばかりは引きません。プリズムストーンを手に入れるために食い下がるゲキドラーゴ。

が、身近な人を傷つけられたなぎさは涙を流しながら彼を圧倒ピーサード同様、ゲキドラーゴも闇に還って行きました。

 

雪城ほのかキュアホワイトがある種の正義感をプリキュアの原動力にしているのに対し、美墨なぎさキュアブラックはどちらかというと自衛のためにプリキュアの力を使っています。主義主張の対立からピーサードを倒したホワイト(5話)と異なり、なぎさは身近な人=亮太を傷つけられた怒りからゲキドラーゴを撃破しました

これはゲキドラーゴにもそのまま言えるんですよね。ゲキドラーゴ自身にも主義主張と呼べるようなものはなくて、彼はあくまでジャアクキングに従うだけ。他のことを考えていない。散っていくときの断末魔も「ジャアクキング様」でした。

意識を取り戻した亮太と泣きながら無事を喜びあうなぎさ。喧嘩をしても、大切な家族に違いはないのです。

 

後日ほのか宅。

ゲキドラーゴが倒されたことで、4つ目のプリズムストーンが帰ってきたので久々登場(6話以来)石の番人。

ほのか宅にやってきた亮太。水族館の宿題をほのかに見せに来たらしく。だいぶ懐いたな。

一方の実姉とは今日も喧嘩。喧嘩するほど仲がいい、というところで次回です。

 

 

 

ゲキドラーゴが果たした役割

ドツクゾーンのバカ筋肉枠・ゲキドラーゴが早くも退場。6話で活動開始したばかりなのに早いものです。とはいえピーサードほど存在感は感じられず、まあ先ほども書いたのですがゲキドラーゴ自身にはこれといった主義がないんですよね。今回の話もやたら唐突に最終形態になってやたら唐突に退場していきました。

反面、主義のない敵役に対し6~11話はメインキャラ・サブキャラのドラマが進行しました。伝説の8話は言わずもがな、ラクロス回メップル回・宝石強盗回(?)など見応えのある日常回が多かったです。そういう物語展開をするために、あえてドラマ性の薄い敵キャラが配置されていたと見るべきでしょうか。

 

「怖くない」敵キャラでもありました。コメディ要員でもあったと言うべきでしょうか。クマとともに走り去るゲキドラーゴ、教頭ザケンナーを笑いながら見物するゲキドラーゴ、戦闘中に無視されるゲキドラーゴ、自分のザケンナーに踏み潰されるゲキドラーゴ。

仮に8話の敵がピーサードであれば、全体的に重すぎる話になっていた思うのでこの塩梅は必然であったと言えます。

 

でもやっぱり唐突だよなぁ